第58回日本未熟児新生児学会・学術集会は盛会裡に終了いたしました。
ご参加頂きました皆様、ご協力頂きました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

会長から皆様へのご挨拶

 第58 回日本未熟児新生児学会・学術集会を金沢で開催させていただくことになりました。人口も少なく,大きな施設のない北陸にとってたいへん僭越ではありますが,誠に光栄なことであり,北陸の医療レベルのさらなる向上を期待してお引き受けいたしました。
  今回の学術集会のテーマは「『恕』(思いやりの心)―赤ちゃんにやさしい医療・ケアを考える―」としました。『恕』の出典は論語です。子貢問いて曰く,「一言にしてもって終身これを行うべきものありや」。子曰く,「それ恕か。おのれの欲せざるところは,人に施すなかれ」。赤ちゃんも痛いと泣きますが,つい私たちはその必要性によって痛い処置や苦しいケアを配慮なしに行ってこなかったでしょうか。近年,児の生命予後は飛躍的に改善しました。その一方で,発達障害や学習障害が増加しており,その一因に発達を阻害する医療・ケアが挙げられています。また,神経学的予後の改善や慢性肺疾患の防止に,より脳にやさしい循環管理,肺にやさしい呼吸管理なども叫ばれています。今学会では未熟児・新生児のIntact Survival を目指して,より安全で侵襲の少ない医療,よりきめの細かいケアを一緒に考えてみたいと存じます。関連のシンポジウムとして2 題,「脳にやさしい循環管理」「肺にやさしい呼吸療法」を行い,合併症を起こさない,より侵襲の少ない呼吸循環管理を考えてみたいと思います。その他,慢性肺疾患や炎症に関してのシンポジウム,教育講演などを計画しています。
  特別講演はダウン症の書道家である金澤翔子様に席上揮毫を,そして翔子様を育てられたお母様の金澤泰子さまに「ダウン症の子どもを育てて学んだこと ―天使がこの世に降り立てば―」と題して,ダウン症を育てる苦労の中から学んだ命の大切さ,その感性の純粋さと輝きをお話しいただきます。障害を乗り越えて育つ逞しさや,キラ星のように光る感性の美しさ,伸びやかな「書」はきっと私たち医療者を勇気づけることでしょう。
  今回の学術集会の特徴の1 つは日本新生児看護学会とのコラボレーションです。優しさを考える場合,看護・ケアを抜きには考えられません。合同のシンポジウムを3 題とし,痛み,在宅・家族支援,虐待予防を考えていきます。両学術集会を同会場として,お互いに行き来しやすいようにしました。また,教育講演を多くし,両学会員が基本から最先端まで勉強できるようにしました。一般演題,ポスター会場も十分な広さを確保しましたので,ぜひたくさんの演題応募,ご参加をお願い申し上げます。
  金沢の冬は長く厳しく,じっと耐えることを余儀なくされますが,兼六園などの「雪つり」や武家屋敷の土塀の「こも掛け」など,枝や塀にも優しい配慮をしてきました。会期の12 月初めは雪にはまだ早いですが好天は期待しにくい季節です。雨に濡れることなく会場を行き来できるような会場設定に心がけましたので安心してお越しください。カニやブリをはじめ海の幸が丁度美味しい時期です。美味しいお酒と料理,加賀百万石の伝統文化・芸能なども楽しんでいただけることと存じます。伝統と革新の融合,金沢の玄関口「鼓門」と共に,皆様のご参加ご来場をお待ち申し上げます。


第58回日本未熟児新生児学会
会長  久保 実
(石川県立中央病院・いしかわ総合母子医療センター)



いしかわ総合母子医療センターのマスコット

石川県立中央病院、いしかわ総合母子医療センターのマスコットです。

学術集会のマスコット

第58回日本未熟児新生児学会学術集会のマスコットです。

 

 

新着情報一覧

2013.11.01
正式版プログラムを掲載しました
2013.10.17
演題採択通知メールを送信しました
2013.10.17
採択演題一覧を掲載しました
2013.09.17
Dysmorphologyの夕べの詳細を掲載
2013.09.13
ハイリスク児フォローアップ研究会のお知らせ掲載
2013.08.07
Dysmorphologyの夕べのお知らせ掲載
2013.08.07
演題登録を終了しました
2013.07.29
演題登録締切を1週間延長しました
2013.07.03
演題登録開始
2013.06.28
プログラム(予定)掲載
2013.06.25
ご宿泊のご案内掲載
2013.06.25
託児室開設のお知らせ掲載
2013.06.20
演題登録練習用公開
2013.01.04
正式ホームページ開設
2012.12.18
暫定ホームページを開設しました。

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